散歩の途中、道には様々な物が落ちている。ゴミも残念ながら落ちているのだが、最近は蝉の幼虫の抜け殻や寿命の尽きた蝉をよく見かける。
蝉は数年から十数年くらい地中で過ごし、成虫になってから1週間ぐらいの寿命と言うのが定説だったが、2019年に高校生が実際には10日以上、種によっては1ヶ月ほど生存することを突き止めたそうだ。
このニュースを知ってからは蝉も夏を謳歌しているのだなぁと、以前のようにあまりセンチメンタルにならなくて済むようになった。
今年の夏一番、びっくりした事は、道にモグラがひっくり返って死んでいた事かもしれない。掌ぐらいの大きさで身体のサイズに比べて大きな手。小学生の頃、近所に住む子がモグラを丸いタライの中で飼っていた。その時以来見るのは久しぶりかもしれない。そして不思議だったのは近くに田んぼや畑は無く、強いて言えば雑木林があるくらいの場所の道路でポツネンとひっくり返っていた。幸いトピには気付かれなかった。カラスが運んできたのだろうか。それとも自分で歩いてきたのだろうか。
散歩の途中で様々な生き物に出会う。いつ見ても美しい昆虫と言えば、玉虫だ。今も昔もあの煌めきは宝石にも劣らない。以前、玉虫厨子を拝見したことがあるのだが、厨子の内側前面に貼り付けるためには、かなりの数が必要だったはず。執念と尊敬の意を感じずにはいられない独特の存在感があった。
正倉院の宝物や、超絶技巧な作品を見ると、こちらの魂まで吸い取られてしまいそうな魅力がある。当時の職人は失敗の許されない、命懸けで製作していたのだから、言葉では言い表せないぐらいだ。
年々、技量は上がるのだが、体力と眼精疲労は増すばかりだ。ちょっとしたジレンマではあるが、無理せず継続する事に意義がある。
お盆の季節、暑いとは言いながらも、朝の風に秋の気配を少し感じるようになってきた。トピのシーツビリビリ破りは治ってきた。トピの睡眠サイクルは2時間ぐらいで起きるので、合間になるべく遊んであげるようにしている。(こちらもついでに水分補給している)きちんと向き合う事が大切なので、なるべくトピには何がしたいのかと本人の意思を尊重するようにしているのだが、イタズラは相変わらずである。
海賊の手の内に引っかからないよう、こちらも真剣勝負だ。
おそろしく暑い毎日です。なにもせず、じっとしているだけでも汗が流れ落ちます。お仕事は私の想像以上に過酷な暑さだろうと思います。どうぞ水分補給、休息、体温を下げる等、くれぐれもお気をつけください。
返信削除先日、掃除をしていてサッシの近くの床の上に蝉の死骸が落ちていました。きっとサッシを開けていた間に部屋へ入ってきてそのまま出ることができず死んでしまったのでしょう。可愛そうなことをしてしまいました。一週間しかない人生(蝉生?)なのに、と思っていましたが、ここはちょっと訂正ですね。それにしても開けたのは短い時間なのに、なんでそんなタイミングでと、やはり哀れに思います。
トピ君のシーツビリビリ破りがなくなってよかったですね。大人になったということでしょうか。益々お利口になりましたね。トピ君は自分の意思や希望を叶えてもらって、ほんとうに大事にしてもらっているから、ストレスがあまりないのでしょう。
先日のニュースで、犬がコロナウイルスに感染している可能性があると言っていました。怖いですね。ヒトもイヌもみんなお気をつけください。私も気をつけて過ごします。