2020年10月13日火曜日

ひっつき虫


 彼岸花が咲き終わった。花が枯れると後から葉っぱが生えてくる。不思議な花だ。しかしとても心惹かれる花でもある。咲く期間が短いから余計に待ち遠しいのかもしれない。特にあの赤色は鮮やかだけど深い赤でもある。

秋明菊は結構長い期間咲いてくれる。繁殖力が強いので地植えにする場合は注意が必要だ。あまり増えないよう、植木鉢ごと地面に植えている。桃色と白色の2色あるが、風に揺れながら咲いているのは、なかなか風情がある。


この時期になると、散歩では草むらに入らないよう注意しなければならない。トピの体に草の種が引っ付いてしまうからだ。ひっつき虫と呼ばれる種のおかげでマジックテープという発明品も生まれたのだが、特に三角形の種(アレチヌスビトハギ)は引っ付くと、取るのに苦労する。サイズは5、6ミリで3個ぐらい連結している。ちょっと草むらに顔を突っ込むだけで顔じゅう種まみれになっている。しかもチクチクして痛いのか、すぐに座り込んで何とかして取ろうと必死である。こちらも、その都度取ってあげるのだが、毛ごと引っ張ってしまい、申し訳ないのだが、痛い目に合わせてしまうのだ。


先日も防災公園に出掛けたのだが、この厄介な種が思った以上に生えている事に気が付いた。なるべく近寄らないようにしているのだが、そこら中にあるので、どうしても引っ付いてしまう。足とか体に付いた種をトピは自分で取ろうとするのだが、顔に付いたものは、なかなか取れない。眼球を傷付けたら、大変なのでその都度取ってあげるのだが、散歩の楽しさが半減してしまったようだ。

家に帰ってブラッシングすると、割と簡単に取る事が出来たので、次回からはブラシ持参で出掛けようと思う。


その晩の事だが、ハーネスを机の上に置いていたのだが、トピが見つけてガジガジと噛んでしまった。紐が千切れそうになっている。裁縫箱を取り出し、太い糸で補修する事にした。あちこち擦り切れてきたので、ぼちぼち新調しないといけない。次回は頭から被らなくて良いデザインにしようと思う。なぜなら今でもハーネスを着用するとき、おやつを一口食べないと、輪の部分に頭を通してくれないからだ。脱ぐ時も、耳の部分に引っ掛かるのが嫌らしい。毎日着けるのだから慣れるかと思っていたのだが、なかなか気難しい所がある。ただ単に、おやつが欲しいからかもしれないのだが。だとしたら、なかなかの知能犯である。


1 件のコメント:

  1. 秋らしい気持ちのいい一日でした。日中は汗ばむほどですが朝晩はひんやりしています。家に扇風機と電気ストーブが並んでいて朝晩はストーブ、日中と風呂あがりは扇風機を使っています。さっき天気予報が、これから季節がどんどん進む、と言っていました。扇風機をしまう頃かと思います。
    ヒッツキムシは困りものです。裏の家が空き家になって数年、庭の草木が繁り、ヒッツキムシが自生して庭の境界を越えてきました。狭い通路だから気をつけているのですが、すぐ衣類にくっつきます。今年はまだそこまで成長していないので今のうちにと思い、剪定ばさみで根本から刈り取りました。今年はこれで安心(?) あれはくっつくといちいちとるのが面倒ですから。トピ君も大変ですね(苦笑い)、なるべく被害にあいませんように。

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