カーテンを開けると、小さな影が動いた。素早い動きで分からなかったが、
再び窓の縁に飛んで来た。ほっぺたが白いシジュウカラだ。
ピピッと可愛らしい囀りで、俊敏な動き、そして好奇心が強い。
窓ガラスに紫外線防止のシートを貼っているので、外から窓ガラスを見ると鏡効果になっている。自分の姿に惚れ惚れしているのであろうか。しかし、窓ガラスを嘴でノックするので、ライバルがいるのかと疑心暗鬼になっているのかもしれない。
数日はトピも落ち着かなくて、鳥の姿を発見する度に興奮して吠えていたのだが、連日やって来るので暫くすると慣れてしまった。
しかし、窓の位置がちょうど食卓の側にあるので、食事をしている時にやって来られると何だか落ち着かない気分になる。しかも日中はしょっちゅうやって来る。窓から観察していると、どうやら2羽の番らしい。たまにもう一羽いる事もある。少し羽根の色が違うので子供かもしれない。
「小鳥遊」と書いて「たかなし」と読む。聞いたとき、なかなか風流だと感心したのだが、実際に小鳥が戯れる姿を見ると、なるほどこういう状況の事なんだなぁと実感した。
今シーズンは寒気団の影響で気温が下がる日が多い。暑い夏よりも冬の時期の方が比較的過ごし易いのだが、流石に夜間は室内でも寒いと感じる様になったので久しぶりにエアコンを起動させた。ところが全く温もらない。
調べてみると如何やら故障しているらしい。年末に気が付いたのだが、忙しい時期なので修理に来てもらえ無さそうなので、年明けてからお願いすることにした。一度来てもらったところ、ガスが漏れているのと基板を交換しないといけないらしい。もう暫くは我慢である。奥にしまっていた電気ストーブを引っ張り出して来た。遠赤外線効果があるタイプでつけるとじんわり温かい。トピもうたた寝している。早速ストーブの虜になったらしい。首振りもできるのでやってみると、トピが怖がって挙動不審になっていた。
首振りを止めると暖かさには勝てず、直ぐに戻ってきてソファで寝ていた。
年明けからずっと寒い日が続いて石油ストーブのお世話になりっぱなしです。灯油の値段が一時ほんの少し下がりましたが再び上がって、買いにいくたび支払額が大きくなっています。
返信削除寒さのせいか玄関に置いてあるシクラメンが元気なく、葉に張りがなくなってきました。台所に移したらちょっと元気になったようです。台所はエアコンがなく石油ストーブの暖かさだけなのがよかったんだと思います。
これまでもシクラメンを買って玄関に置いていましたが、寒さで弱ったのは初めてです。今冬はそれだけ寒いということでしょうか。
シクラメンといえば、数年前にネズミが夜な夜なやってきて玄関のシクラメンを食べていました。台所の穴から侵入してきていたようです。廊下にシクラメンの花びらが落ちていたのでわかりました。葉っぱが茎ごと落ちていたこともあります。しかも、白と赤、二つの鉢を置いていたのですが白色の花ばかり食べていました。味が違うんですねえ。ネズミは賢くて、粘着テープを置いても避けて通り引っ掛かりません。ネズミとりの篭を仕掛けたらエサだけ取って行ってしまいました。やっと最後に穴を見つけて塞いだので来なくなりましたが、私より賢いネズミでした。
ネズミがシクラメンを食べるなんて、と思ってましたが、犬のトピ君がトマトを好きだというのですから、不思議はないのでしょう。
トピ君がカップを抱えている姿はぬいぐるみのようで、海賊に変身するなんて思えないほどです。