2019年11月13日水曜日

鯉に恋焦がれる

気分転換の為、近くの公園までドライブする。トピはドライブが好きである。出掛ける準備をすると、車のドアの前でピョンピョン飛び跳ねている。
秋なので、お出掛けには本当に良い季候だ。この公園は平日だと殆ど人がいない。観光地なのだが、集客に関するノウハウが無いのか、立地は問題が無い様に思えるのだが、見て回るには内容があんまり面白くない。
しかし、施設の中に鯉が泳ぐところがあるのだ。 おそらく10メートルぐらいの 、お堀の様な造りで、鯉の餌の自動販売機がなぜか2台も置いてある。(因みに鯉の餌は100円だ。)トピでも鯉を眺める事ができる丁度良い水面の高さだ。水の透明度も高いので鯉の泳ぐ姿がハッキリと見える。
鯉を発見してからトピは興奮状態だ。右に左にと、鯉が泳ぐところを行ったり来たり。岸の部分が少し段差があり、前足はその段差にあるのだが、前のめり気味なので落ちるのではないかと、いささか心配になる。何回も側溝に落ちるという前例があるからだ。鯉を見つめ過ぎて、歩き方も横に並行移動している。まるで欽ちゃん歩きだ。
鯉も岸からの熱い視線に気付いたらしい。トピの近くに来ると、急に方向転換してしまう。中には慌て過ぎて、水面を激しく尾ビレで叩いている。
小さな石橋の上に乗って水面を覗き込んでいるが、振動が伝わったらしく、ますます鯉達は遠ざかってしまう。
こんな感じで軽く20分以上、鯉に恋い焦がれていた様だが、全く熱意は伝わらなかったようだ。

そこからなかなか離れ難いようだったが、埒が明かないので渋るトピをなんとか車に載せた。

0 件のコメント:

コメントを投稿